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奇跡の米「イセヒカリ」

今年から仁平で新しく販売することになった

当店契約農家 八重樫哲哉さんが作った「イセヒカリ」

このイセヒカリ、「奇跡の米」「神の米」と呼ばれ、市場ではあまり流通されていません。

なぜこのような名称で呼ばれているのか?それはイセヒカリの誕生秘話にあります。

平成元年に伊勢地域は2度の台風に見舞われ、御神田で作られていた「コシヒカリ」は軒並み倒されてしまいました。しかし、そのような台風の影響を受けながらも、伊勢神宮の水田には2株だけ残っていました。この時に残っていた稲が「イセヒカリ」(コシヒカリの突然変異種とも言われています)そのため、「奇跡の米」と呼ばれるようになったのです。伊勢神宮では何年もの間、御神米(神様に捧げるお米)はコシヒカリが使用されていましたが、現在はこのイセヒカリが使用されています。

イセヒカリの一番の特徴は「硬質米」という点です。現在一般的に食べられているお米は「軟質米」といって水分量が多いお米です。そのため、イセヒカリを炊く時は通常よりも浸水時間を長く設ける必要があります。なんだか硬そうなお米という想像をされる方が多いかもしれませんが、炊いたご飯は粒がしゃっきりして1粒1粒がしっかりしてさっぱりした美味しさです。おかずの味をより引き立てるご飯です。炊けるまでに時間がかかりますが、その価値はある美味しさだと思います。

なかなかお目にかかれないお米ですので、興味がある方はぜひ一度食べてみてください。